オッサンがバッタになる日

オッサンのバタフライ習得記録

シェイプアップも兼ねてイチから始めたバタフライ。完成とは言わないまでもなんとかここまでやってきた。

息継ぎ

バタフライにおけるイチバンの悩みと言えば…そうです、息継ぎです。


昨日のこと。顔見知りのオバチャンに「アナタは息継ぎの時でも顔がとっても低いのね。口(水面から)出てるの? 鼻で息してんの?」と聞かれた。
私:「いえいえ、鼻で息したら痛くて泳げませんよ」
「あはは、そうよねー。あれで口から息できるんだ」


●顔は上ではなく前に出す
そう言われて再認識した。普段から顔はギリギリまでで抑えるよう練習していた(アゴが水面を感じる高さ、とでもいいましょうか)のだが、それが出来ているってことか。


みなさん顔上げ過ぎ。なぜか?それはひとえに水を飲むのが怖いからだ。
息継ぎは口が水面から出ていれば良いわけで何も顔全体を出す必要はない。極端に言えば、鼻で息継ぎしても痛くない人がいるのならばそれでも良いのだ。
ということは、鼻うがいの液体で泳いだら鼻呼吸でも痛くないのだろうか?


水を飲むのが怖いから顔を出来るだけ水面から離そうとする=必要以上に
伸び上がる、身体が立つ、水の抵抗が大きくなり前に進めない、という悪循環に陥る。


●息をしない、という練習法
前にも書いたが、苦しくなると潜ることに逃げてしまう悪癖から脱却するにはどうしたら良いのか?
考えた。なぜ苦しいか? ではなく、苦しくない時ってどんな時か?
そうなんです。息継ぎをしてない時って苦しくないんですーー苦しくならないように息をするのに、息をすると苦しいってのもなんだかね。
そこで練習としてはポピュラーなノーブレスで泳ぐことにした。初めはノーブレスでどれくらい泳げるのか疑問だったが、やってみると25メートルは余裕でいけた。「おー、肺活量ふえてんだなー」と我ながら感心。


オレの肺活量って
長年タバコを吸っていた。運動もさしてやってない。そんな時だ。家族が誕生日をやってくれた。ケーキにはキャンドル。オッサンですから年齢分ということはなく気持ちの数本。息を吸って火を吹き消す、はずがナント! 1本も消えないではないか。「えーっ、オレの肺って…」正直けっこうショックだった。
それからしばらくして水泳を始めた次第だが、その結果がこうして表れてくれるとなんか嬉しい。


●ノーブレスでキッカケ作り
ノーブレスで泳げることのメリット。
「息をしなくても25メートルいけちゃうよ」という気持ちのゆとり。これでフォームをチェックしながら泳ぐことが出来る。
それとノーブレスで泳ぐ時に注意していたことは「呼吸をしなくてもイメージは持って、そのタイミングでアタマを上下する」こと。
これを暫く続けていたら
「アレ?今だったらもう少し顔を上げれば呼吸できるね」と思えるタイミングが分かるようになり、それが無理なく息継ぎ出来るキッカケとなった。


●オバチャン
昨日のオバチャン、今日も会った。
オバチャン:「あのね、アナタが言ってたから真似してみたのよ。そしたら楽ねー」ですと。
メデタシメデタシ。