オッサンがバッタになる日

オッサンのバタフライ習得記録

シェイプアップも兼ねてイチから始めたバタフライ。完成とは言わないまでもなんとかここまでやってきた。

沈み込みを抑える方法ーーその2

●はじめは「腕」だけ
「その1」でプルの動きを覚えたら、お次はリカバリーでの腕の動きだ。
いちおう書いておくけど、自分がはじめた時は身体と脚の動きは付けずに腕だけで繰り返し覚えた。
そうなんです。コレ退屈でつまらないんです。
水面に浮いたオッサンが地味~に腕だけ、しかもゆ~っくり動かしている。
しかも、それを3~4回やっては立ち止まってボーッとしてる(実際には動きを思い返してチェックしてるんですよ)。
「うわーっ、オッサンだなー」と思われていたんだろうな。


●豪快/華麗を目指して
本来ならばバタフライにおけるハイライト。でも出来ない人にとっては残念な姿になってしまう場面でもある。


腕が上がって肘が曲がる
腰が反って膝が曲がる
しかも両手両足広げ気味


と、これってなんかの姿に似ているーーあ、スカイダイビングの格好とおんなじだ。空だとカッコ良いのに水上だとダサい。面白いものだ。


リカバリーは手の向き/指先まで神経を行き渡らせることに注力しよう。
「その1」でも書いたように、小指から抜いた手は親指&人差し指が水面をなぞる程度~腕の太さ程度の高さで。手の甲は上ではなくできるだけ進行方向に向けつつ、指先よりも手首が先行するかたちで。


・腕が出ない
ここでひとつ問題が…腕が水面から出ない…。
これは肩甲骨が硬いだけの問題ではないと思います。もちろんストレッチなどで可動域を広げることは大切ですが、考えてもみてください。腕の太さくらいは肩より背中側に動きますよね? じゃあ何故ゆえにバッタの時はダメなのか。


「腕を上げようと意識すると肩に力が入って逆に上がらない」しかし「肩甲骨を引き上げるってのもなかなか難しい」こんなカンジですかね。
ワタシ考えながら泳ぎました。そして見つけたのです。
「肩から上げていこうとするのではなく、一瞬ワキを締めてから肩を回しに/腕を上げにいく」こうすると力むことなく肩が回るではないですか。


・脇を締めるタイミング
脇を締めることで肩には力が入らず、結果回しやすくなる。私の勝手な見解ですがそんなことみたいです。
ではそのタイミングですが、プルの終わりーーひょうたん型では腕が身体の内側から外側へ出ていくのと同時ーー肘を伸ばす時が脇を締めるタイミングとなります。


・リカバリーはスイングだ(個人的意見)
「プル後半で力強く払った余力で(腕を)回してますー」これ思ったんですけど、野球とかゴルフとかの、スイング系のものをちょっとでもかじった人には分かると思うんですが「スイングアークを大きくとるためには脇を締める」ってまず最初に言われますよね。アレと同じ理屈ですね。


このようにゆったり感を持って力みなく入水に繋げると腕を水面近くに残しておくことが出来ようになるのに加え、腕だけでなく上半身の力み解消にも繋がるので、身体が浮きやすくなるようです。


そこから肘を立ててプルに入っていけると、水を鷲掴みするような力強いフォームを作れる。
肘を立てずに横に広げる動きにすると、全体的にゆったりしたバッタに繋がる。
これもワタシの経験則ですが。


ということで、続きはまたの機会に